スマートロックのセキュリティをリアルの鍵と比較!危険性はどちらが低い?

SMASSO

貸会議室やパーティースペースなどのレンタルスペースを運営する際、ゲストへの鍵の受け渡しや管理は、運営上最も気をつかうことのひとつです。スマートロックに興味はあるけれど、セキュリティの面が不安で導入に踏み切れない…という管理者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、スマートロックとリアルの鍵を比較してみました。おもにそれぞれのデメリットに焦点をあてて、検証しています。スマートロック導入を検討している管理者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

スマートロックでよく想定されるデメリット

スマートロックのデメリットには次の2つが想定されます。

  • スマートロックはハッキングされる?

スマートロックはスマートフォンアプリなどを使用して開錠や施錠の管理をします。そのため、ハッキングされたらどうしよう、と心配をされる管理者の方も多いようです。

  • スマートロックで締め出しにあうことはある?

鍵の役目をするスマートフォンやICカードを忘れたり、紛失したりすると、締め出されてしまう(開錠できない)のでは?という声も聞きます。貸会議室やパーティースペースのスペース管理者の方にとっては、ゲストが締め出された場合の対応も気になるところですよね。

では、この2つのデメリットについて詳細に見ていきましょう。

スマートロックはハッキングされる?

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結論からいうと、スマートロックがハッキングされる可能性はゼロではありません。

スマートロックはBluetoothやWi-Fiの通信を利用して開錠や施錠の管理を行います。そのため、パソコンやそのほかのIoT製品と同様にハッキングのリスクはあるということになります。ハッキングと聞くと、怖いと感じてしまうかもしれませんね。

ただし、不正アクセスや情報流出への対策を講じているスマートロックを選ぶことで、リスクはかなり軽減されます。また、現在流通しているスマートロックであれば、ほとんどがハッキング対策をしています。 スマートロックを選ぶ際は、ハッキング対策についてもチェックしましょう。

スマートロックで締め出しにあうことはある?

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スマートロックはスマートフォンやICカードなどで開錠します。つまり、もしそれらを忘れるなどして持っていない場合、開錠することはできず、締め出しにあうことになるでしょう。スマートフォンの電池切れの際も同じことが言えます。

では、スマートロックで締め出しにあった場合、入室は絶対に無理なのでしょうか。非常時の対策として、リアルの鍵で開錠することはできないのでしょうか。

スマートロックをリアルの鍵で開けることは可能

スマートロックはスマートフォンやICカードなどで開錠することはすでにお伝えした通りです。しかし、実はスマートロックでもいざという時にリアルの鍵で開けられるものが多く存在します。というのも、スマートロックはほとんどの場合、締め出しなど非常事態のために別の開錠方法(リアルの鍵での開錠)が設けられているからです。

スマートロックの設置方法はおもに次の2つ。ドア内側のサムターン(鍵のつまみ部分)にスマートロックを取り付けて設置をするものと、スマートロック本体が開錠・施錠の機能をもつものです。サムターンに取り付けるものは、もとの鍵部分を使うことができ、リアルの鍵で開錠できます。本体に開錠・施錠機能があるスマートロックでも、非常時に開けられるようにリアルの鍵がついているものもあります。

貸会議室やパーティースペースでスマートロックを利用する際は、ゲストが締め出された場合に備えて、事務所にリアルの鍵を保管するとよいでしょう。もし現地から事務所が遠いのであれば、キーボックスを活用し、そこにリアルの鍵を入れておくという方法もありますね。

リアルの鍵にも実はデメリットがある

スマートロックはセキュリティの面で怖いという印象を持たれがちです。しかしリアルの鍵も実はデメリットがあります。特に、レンタルスペースをリアルの鍵のみを使用して管理している場合、つぎの4つのデメリットがあげられるでしょう。

  1. レンタルスペースでの受け渡しに手間がかかる
  2. スマートロックより無断入室の可能性が高い
  3. スマートロックと同じく、リアルの鍵も締め出しのリスクがある
  4. スマートロックと違い紛失リスクが高い

では順番に見ていきましょう。

1.レンタルスペースでの受け渡しに手間がかかる

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貸会議室やパーティースペースなどのレンタルスペースでリアルの鍵を使用すると、現地での鍵の受け渡しに手間がかかります。

事務所が遠方の場合などは、ダイヤルつきのキーボックス・郵便受けを使った受け渡しという方法があります。ただしその場合もセキュリティ面で心配があります。少しでも安全な管理のためには、こまめな暗証番号の変更が必要となり、負担を感じるかもしれません。

2.スマートロックより無断入室の可能性が高い

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リアルの鍵での開錠・施錠管理は、スマートロックに比べて無断入室の可能性が高くなります。合い鍵を作成されたり、ダイヤルつきのキーボックス・郵便受けの暗証番号を入手されたりなどして、レンタルスペース側が気づかぬうちに入室される危険があります。

一方、スマートロックは非常時にのみリアルの鍵を使用するため、無断入室のリスクはかなり低いと言えるでしょう。

3.スマートロックと同じく、リアルの鍵も締め出しのリスクがある

リアルの鍵は、鍵が手元になければ開錠はできません。そのため、スマートロックだけでなくリアルの鍵にも締め出しのリスクがあります。スペアキーが無い場合などは、業者に開錠を依頼する必要があり、時間も費用もかかってしまいます。

4.スマートロックと違い紛失リスクが高い

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貸会議室やパーティースペースなどのレンタルスペースでは、様々な人が鍵を使用します。そのため、リアルの鍵はスマートロックよりも紛失リスクが高くなりがち。万が一紛失してしまったときは、鍵をコピーしたり、場合によってはシリンダーを交換したりと、管理者の方のご負担が増えてしまうことになるでしょう。

まとめ

以上、ここまでスマートロックとリアルの鍵を比較してきました。スマートロックは、リアルの鍵と比べても危険ではないことがおわかりいただけたのではないでしょうか。スマートロックの多くは、利便性にすぐれている上、安全への対策もされています。レンタルスペースを管理する上で、その利用に向いていると言えますね。

スマートロックは、レンタルスペースの管理者の方、ゲスト双方の負担を減らすことのできる、まさにスマートなIoTなのです。

さらにSMASSOを併用すると、このスマートロックを制御し、鍵の解錠・施錠まで自動で行うことができます。

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スマートフォンと連動することで非接触の操作ができるようになるのはもちろんのこと、予約カレンダーから、開始時間に開錠が可能です。利用時間を超えた場合はスマートロックを自動的に施錠。つまり、ゲストの施錠忘れや、部外者の無断入室を防ぐことができるようになります。また、万が一無断で入室された場合は、アナウンスが流れ、無断入室者に警告を出すこともできます。

SMASSOの導入で、レンタルスペース管理の効率が上がるだけではなく、スマートロックをより安心かつ安全に利用できるようになるということですね。SMASSOは、レンタルスペースを運営する管理者の方の心強い味方になってくれることでしょう。

詳しくはこちらのページ(https://ad.smasso.jp/index.php/news/smasso-keyvox)をご覧ください。

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