スマートロックを賃貸のシェアスペースで活用するためのポイントとは?

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シェアスペースを賃貸で借りて運営している方、賃貸物件を複数管理している方にとって、鍵の管理や紛失対策、防犯対策は常に気になるものですよね。スマートロックを運営の効率化や防犯に役立てたいけれど、賃貸のシェアスペースへ導入することには不安もある…という声を最近よく耳にします。

ご安心ください。賃貸のシェアスペースでも、スマートロックは十分活用できます。ただし、そのためにいくつか押さえておきたいポイントがあります。 今回は、スマートロックを賃貸のシェアスペースで活用するためのポイントについてご紹介しましょう。ぜひ最後までお読みいただき、スマートロック導入の参考にしてください。

賃貸のシェアスペースでも後付けでスマートロックを付けられる?

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「そもそも、賃貸のシェアスペースに、スマートロックを後付けすることができるのか心配…」という方もいらっしゃるかもしれません。というのは、スマートロックの設置には工事が必要と思われがちだから。 しかし実は、ほとんどのスマートロックは、もともとの錠のサムターン(ドアの内側にある鍵)に取り付けるので、賃貸物件にも後付けが可能なのです。その多くは両面テープで簡単に設置できるものです(ドアや鍵のタイプによっては、取り付けられない場合もあります)。

賃貸のシェアスペースにスマートロックを付けるメリット

ではここで、賃貸のシェアスペースにスマートロックを付けることの主な3つのメリットについて確認しておきましょう。

1.鍵の受け渡しが不要なので、紛失の心配がない

リアルの鍵のように、鍵の受け渡しをする必要がないため、鍵を紛失するといったトラブルの心配がありません。また、受け渡しのための手間とその人件費も削減できます。

2.毎回違うパスワードを使用する「ワンタイムキー」で、使いまわしを防げる

シェアスペースは、不特定多数の人が出入りしますが、同じ鍵(暗証番号)を使い続けていると過去にスペースを利用した人が同じ鍵を使って無断で入室できてしまうリスクもあります。この点、「ワンタイムキー」の発行ができるスマートロックを選べば、鍵の使いまわしを防ぐことができて安心です。

3.合鍵の偽造やピッキング被害がなくなり、防犯対策になる

リアルの鍵であれば、合鍵を作られたり、ピッキングされたりする可能性がありますが、スマートロックにはその心配は不要です。そのため、大変有効な防犯対策になるでしょう。

以上のように、賃貸のシェアスペースにスマートロックを付けると、さまざまなメリットがあります。では、次に、取り付ける際や利用にあたって留意したほうがいいことをみていきます。

関連リンク:スマートロックのセキュリティをリアルの鍵と比較!危険性はどちらが低い?

賃貸のシェアスペースでスマートロックを取り付ける際に留意すること

賃貸物件にスマートロックを取り付ける場合、次の2点に留意しましょう。

1.管理会社や大家さんにスマートロックを取り付ける許可をもらう

スマートロックの設置を決めたら、必ず事前に管理会社や大家さんに許可を取りましょう。たとえ工事が不要なものでも、無断で取り付けるとトラブルの元になります。

2.ドアや鍵のタイプについて、スマートロックの取り付けが可能なものか確認をする

ドアや鍵のタイプによっては、スマートロックの取り付けができない場合があるので、事前に確認をする必要があります。(例:サムターンがドアノブについている場合などは、取り付けできません)

スマートロック利用での「締め出し」は回避できる?

スマートロックを取り付ける事ができたら、利用の際にも留意することがあります。それは、鍵を開けることができず、部屋に入れなくなってしまう、いわゆる「締め出し」です。

「締め出し」については、スマートロックを利用する際のデメリットとして挙げられることもあります。管理する側としても、利用者が締め出されるようなことになると困りますよね。

しかし、この「締め出し」は回避することができるものです。そこで「締め出し」を引き起こす主な3つのケースと、その対策をご紹介しましょう。

  • スマートロック本体の電池切れ
    • 対策:電池残量を通知する機能を使う。リアルの鍵を使って開錠する。
  • スマートフォン・ICカードの不携帯やスマートフォンの充電切れ
    • 対策:別の端末でスマートロックのアプリをインストール、ログインして開錠する。モバイルバッテリーを常備しておく。リアルの鍵を携帯しておく。
  • オートロック機能による、ゴミ捨てなど短時間の外出での締め出し
    • 対策:オートロック機能を一時停止する。施錠されてしまったときは、リアルの鍵を使う。

いかがですか?「締め出し」対策は意外にシンプルですね。これなら、必要以上に心配しなくてもよさそうです。管理者側としては、万一の場合に備え、キーボックスにリアルの鍵を保管しておくのも得策です。

また、鍵となるスマートフォンやICカードを紛失した場合、暗証番号でも開錠できるスマートロックもあります。いざという時に予備の開錠方法があるというのは、安心できる要素となるでしょう。

関連リンク:締め出しにあう可能性は?スマートロックの鍵事情と、シェアスペース導入時の注意点

スマートロックを使った賃貸のシェアスペース管理

ここまで見てきたように、スマートロックの導入は、鍵の管理や防犯の点からも有効といえるでしょう。心配される「締め出し」ついても、対策をとれば問題ありません。

また、先にご紹介したように、利用日時を限定したワンタイムキー(ゲストキー)の発行ができるスマートロックなら、「締め出し」のリスク自体を軽減できるのでおすすめです。鍵の受け渡し方法も、手間がかからない上に安全になります。

さらに、スマートロックによって、システム上で利用者の入退室から予約状況まで確認できるようになるのも、管理者にとって大きなメリットです。スマートロックの導入は、シェアスペースの効率的な運営につながるでしょう。 ただし、実際に複数のシステムなどを併用して管理するとなると、それなりに手間もかかって面倒と感じるかもしれません。また、どこかで抜け漏れが出てしまう可能性も、残念ながらゼロではありませんね。

関連リンク:レンタルスペースの玄関向けスマートロックの選び方

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そのほか、シェアスペースで起こりがちな騒音トラブルには、SMASSOが利用者に警告を流し、管理者にもメールで通知をしてくれるので、人手に頼らずとも安心です。

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