コロナ禍でも空きスペースをレンタルスペースとして有効活用し収益化するポイントと最新の活用事例をご紹介します。コロナ禍でも無人で運営するために押さえておきたい3つのポイントや絶対に必要になるツールなどがわかります。
レンタルスペースの運営に興味がある方、あるいは既に経営されている方も是非お読みください。
レンタルスペースの運営でまず押さえておくべき3つのポイントとは?
これからレンタルスペースの運営を始める方は、どうやって運営するか?売上は?近隣のレンタルスペースとの差別化はどうしたらいいいのか?など様々な疑問があると思います。まずは次の3つのポイントを押さえましょう。
ポイント①予約管理・集客はどうするのか?
レンタルスペースの集客をするには自社サイトで行う、もしくは外部のマッチングサイトを利用する方法があります。
マッチングサイトとは、その名の通りレンタルスペースを貸したい人(オーナー)と利用者とをマッチングするサービスです。有名どころはインスタベース、スペースマーケット、スペイシーなどです。
一般的にレンタルスペースの売上の30%程度を手数料としてマッチングサイトに支払う必要がありますが、広告を出さなくても多くの利用者の方に見つけてもらえるという点でレンタルスペースを始めたばかりの方に特に向いています。
一方、自社サイトで集客する場合はマッチングサイトに支払う手数料がないため収益化しやすくなります。既にお客様に認知されているレンタルスペース、つまりリピーターのお客様が確保できているのなら、自社サイトで予約を受けるのが良いでしょう。
例えば、SMASSO Reserve なら無料で自分のレンタルスペース専用の予約受付サイトが作れて、予約管理や決済もできます。他にも次回利用できるクーポンを発行することもできるので、リピーター獲得を強化したいレンタルスペースオーナーの方にお薦めです。
ポイント②有人?無人?どちらが運営方法として効果的か?
レンタルスペースを運営する際、スタッフを常駐しているかどうかでメリットが変わってきます。
スタッフを常駐させる有人でのレンタルスペースの運営は、複数のレンタルスペースを持っている場合に受付(コンシェルジュ)を配置していることが多いです。スタッフが常駐していれば、トラブルがあった際にすぐに駆けつけることもできますし、お客様からの急なリクエストにも対応しやすいと言えるでしょう。スタッフの人件費はかかりますが、その分より良いサービスを提供することで、レンタル料を高めに設定しやすくなります。
一方、スタッフが常駐していない無人での運営の場合、人件費がかからないためリーズナブルな利用料金で提供できるというメリットがあります。小規模なレンタルスペースを1つだけ運営するといった場合は、ほぼ無人運営です。無人運営の場合に悩むのがレンタルスペースの鍵の受け渡しですが、鍵の紛失や無断入室を避けるために最近ではスマートロックやサイトコントローラーといったIoT機器を使うケースが増えています。
ちなみにコロナ禍においては無人=非対面を希望する方も増えているので、スタッフが居ないことは必ずしもデメリットにはなりません。
関連リンク:レンタルスペースの玄関向けスマートロックの選び方
ポイント③用途の多様化
コロナ以前はパーティースペースや大人数が収容できるレンタルスペースの人気がありましたが、コロナ禍でリモートワークが推進されたことで、テレワークや小規模な会議での用途が増えました。また、いわゆる部屋ではなくブース型も増えました。最近、駅構内に1人用のテレワークブースのボックスを見かけたりしませんか?あれがブース型です。
ビジネス用途以外では特定の利用目的に特化したレンタルスペースが増えています。例えば、低酸素ランニングジム、屋内ゴルフ練習場、エステルームなどです。どれも自宅に置くには金銭的にも広さ的にも難しい設備のため、「みんなでシェアする」というレンタルスペースならではの使い方にマッチした好例ですね。
関連リンク:プライベート低酸素トレーニングジム / 1人で貸切できる屋内ゴルフ練習場
レンタルスペースを有効活用した最新ビジネスと収益化するためのツールとは?
ここでは定番と最新のレンタルスペースの事例と、収益化するためのツールをご紹介します。
定番のレンタルスペースのビジネス活用事例
定番のレンタルスペースといえばこちらです。
貸し会議室(シェアオフィス、コワーキングスペース、レンタルオフィス)
こちらは説明不要の定番ですね。貸し会議室がレンタルスペースの始まりと言っても過言ではありません。ビジネス用途以外にも、フリマ出品用の商品写真の撮影でおしゃれなレンタルスペースが利用されることもあります。
パーティールーム
コロナ禍で人気が落ち着いてしまいましたが、以前は若い人やママ友の集まりとしてよく利用されていました。屋内で大人数で集まるのは難しいこともあり、屋外のパーティースペースも出てきました。
スポーツジム
こちらはコロナで大規模なスポーツジムが敬遠される中、「コロナ太り」を避けるべく運動不足解消のニーズがから生まれました。一般に少人数で貸切できるような小規模なジムが多いです。中にはコンテナがジムに変身!なんてこともあります。
最新のレンタルスペースのビジネス活用事例
次は最新のレンタルスペースの事例を紹介します。皆さんがご存知のものもあるでしょうか!?
動画撮影・YouTube撮影のスタジオ
個人のYouTuberや企業が動画マーケティングをする際に撮影し、編集するスタジオです。見栄えの良い動画を撮影するために、高品質な照明や撮影用カメラを求めて利用されています。
シェアサロン(美容院)
余っている席をフリーランスの美容師の方に貸し出したいというニーズから増えています。賃貸物件で美容院を運営している場合、空いている席は利益を生み出さない遊休スペースになってしまいますよね。それであれば、他の美容師の方に使ってもらって売り上げに繋げるというのは納得です。
屋内ゴルフ練習場
コロナ禍でも(だからこそ?)人気のゴルフ。屋外ゴルフやコースは天候や気温に左右されますが、屋内ゴルフ練習場ならいつでも練習できます。最近はゴルフ専用の弾道測定器やシミュレーターもあり、屋外とは違ったゴルフの楽しみ方もできるようになりました。屋内ゴルフ練習場を運営したい方向けのフランチャイズも出始めました。
レンタルスペースや空きスペースを無人で運営して収益化するための必須ツールとは?
レンタルスペース運営方法のトレンドとしては無人運営です。無人運営ができれば人件費を削減できるので、レンタルスペースを収益化しやすくなります。賢いレンタルスペース運営者の方は、オンラインのWEBサービスやIoT機器を積極的に活用しています。次に紹介するツールを使えば、日常の運営は無人化できます。では具体的に見ていきましょう!
オンライン予約・決済サービス
レンタルスペースの利用予約をオンラインで受付、クレジットカード等で決済まで完了することができます。Google カレンダーで予約を管理すれば、外部のマッチングサイトと自社サイトの予約を一括管理することもできます(Google カレンダーを使っていないマッチングサイトは対象外)。また、顧客管理やクーポン発行といった機能を提供しているものも多いです。
例:SMASSO Reserve(基本利用料0円)
スマートロックによる扉の施錠管理
無人運営の際にネックになるのが扉の鍵の受け渡しです。しかし、今はスマートロックを取り付ければ解決です。前述のオンライン予約サービスにはスマートロックと連動し、レンタル利用開始/終了時刻になるとインターネットを使って、スマートロックを自動的に解錠/施錠することができます。物理的な鍵と異なり、鍵の紛失や複製を防止できるので初期費用はかかりますが、それに見合うだけの効果は期待できます。
例:SMASSO x KEYVOX / SMASSO x REMOTELOCK
サイトコントローラー(IoT機器)による室内管理
サイトコントローラーとは、インターネットに常時接続し、24時間スタッフに代わってレンタルスペースの空間管理を行ってくれる機器です。空間管理とは具体的には、
- レンタル利用開始/終了時刻になると、自動的に照明やエアコンの電源をオン/オフする
- 定期的、また一定のCO2濃度になると換気扇を自動的にオンし、常にCO2濃度を測定する
- 人感センサーにより、レンタル時間外の無断入室を感知する
- 音感センサーにより、一定の騒音レベルに達すると音声でアラート
- 延長利用の受付を機器のディスプレイ表示されたQRコードから延長利用予約・キャッシュレス決済できる
といった多様な機能があります。逆に出来ないことは消耗品の補充や清掃くらいではないでしょうか。ただ、清掃もお掃除ロボットに任せるという方法もあるかなと個人的には思っています。
関連リンク:業界唯一のサイトコントローラー「SMASSO」
まとめ
さてここまでレンタルスペースの用途のトレンドと、最新の運営方法についてご紹介してきましたがいかがでしたか?以前はスタッフが常駐するのが当たり前だったかもしれませんが、今は無人運営のレンタルスペースが増えています。ぜひ今回紹介したサービスや機器を活用して、レンタルスペース運営の収益化につなげてくださいね。
もし気になることがあればお気軽にご相談ください。皆様のレンタルスペース・無人運営を全力でサポートします!